池上彰のやさしい経済学1(前半)
経済学・・・資源の最適配分を考える学問
経済学の種類
→ミクロ経済学・・・企業や家計がどんな行動をとるのか
行動経済学・・・経済学(合理的な学問) に心理学を組み込む
前年よりGDPが成長していても景気が悪いと言われることがある
→潜在成長率に達していない(ex.100m走を9秒で走る選手が10秒かかった)
GDP=付加価値の合計
金融・・・お金の余っているところから足りないところに融通すること
銀行利益のしくみ
利息3%で貸す 利息0.1%で預ける
企業←←←←←←銀行←←←←←←←←個人
2.9%の利益
輸出入することで国が豊かになる。
「見えざる手」需要と供給のバランスはおのずと調整される。
商品には2つの価値
→使用価値 ex.)ボールペンは字を書くという使用価値
→交換価値→ ex.)鉛筆2本と消しゴム1個を交換する。消しゴム1個を作っている間に鉛筆は2本つくれるだろう。→同じ労働力の量が含まれている商品同士だから交換できる。
労働者に支払われる賃金=労働力の価値
労働力の再生産=日中仕事をして、くたくた。でも、一晩のうちに元気が戻り、また働くこと。
その労働の再生産のために必要な費用(労働力の再生産費)=労働者の値段
労働者は労働力の再生産費以上の財産を生み出している。→資本家による搾取
8時間労働
必要労働時間6時間
余剰労働時間2時間→資本家のための労働
資本家はもっと儲けようと、給料はそのままで余剰労働時間を増やす。
必要労働を減らす。
(機械化で生産性向上、労働力の再生産費を下げる、機械化で人いらない→過剰労働人口(失業者)を生み出す。)
これまでは、レストランだったのをすき家の牛丼、高級服をユニクロに変える。
→労働力の再生産費を下げる→給料減→資本家の取り分が増える。
それぞれの企業が努力することで安上がりの生活ができるようになる。